平成29年12月23日に開催された愛知県内の技術科の教員が集う研修会【愛技会】において「教員の膨れ上がった業務と法的義務」というテーマで発表を行いました。
近年,残業時間が労働災害の過労死ラインを超えているとされる教員の労働環境が取り上げられていますが,このような問題は長年放置されてきた問題といえます。
昨日,中央教育審議会が教員の働き方改革についての中間まとめ案を発表しましたが,かかるまとめ案を中心に,教員が抱える業務をどこまでやらなければいけない法的義務であるのかを説明しました。
概要としては,以下の項目を踏まえた説明となりました。
1 中央教育審議会【中間まとめ案】における業務の仕分け内容
2 教育基本法,学校教育法,同法施行令,同法施行規則
3 学習指導要領,同指導要領解説
4 公立の義務教育諸学校等の教育職員の給与等に関する特別措置法(給特法),同法にかかる通達
5 時間外勤務に関する裁判例
6 過労死に関する裁判例